MillenVPN Nativeの設定と使い方【Android】固定IPの利用にも

MillenVPNにはアプリが用意されていて使いやすくなっていますが、動画サービスを見たり固定IPを利用する場合にはMillenVPN Nativeの方が優れています。

ただMillenVPN Nativeを「Android」で利用するには初期設定が必要です。

MillenVPN NativeはMillenVPNを利用している人は無料で利用できます。

MillenVPN Nativeであれば日本のほとんどの動画サービスを利用することができるようになるので、設定してみてください。一度設定しておけばあとは簡単です。

MillenVPN⇒MillenVPNアプリで接続

MillenVPN Native⇒外部アプリを利用して接続

というわけで今回は「Android」でのMillenVPN Nativeの設定方法と使い方について解説します。

以下の記事も用意していますので、別端末でも設定が必要な人は確認してみてください。

「PC/Windows」で設定したい人⇒MillenVPN Nativeの設定と使い方【PC/Windows】

「iOS/iPhone/iPad」で設定したい人⇒MillenVPN Nativeの設定と使い方【iOS/iPhone/iPad】

ちなみにですが、以前はMillenVPN Nativeで中国から接続できていましたが、今は難しくなっており、変わりに「MillenVPN Native Openconnect」で接続できるようになっています。今回の「MillenVPN Native」は「MillenVPN Native Openconnect」とは異なるので勘違いしないようにしてくださいね。

MillenVPN Native OpenConnectの接続方法は以下にまとめてあります。

MillenVPN Nativeの設定方法【Android】

Android7.1以前の人は利用できない

初めにお伝えしておかないといけないのですが、Android7.1を含む、それ以前の端末では現時点でMillenVPN Nativeは利用できません。

というのもそれ以前の端末ではCA証明書をAndroidにインストールする必要がありますが、MillenVPNではこのCA証明書が用意されていないので使えないというわけです。

Android7.1は結構前のOSなので使用している人は少ないと思いますが、該当する人は7.2以上にアップデートしてください。

Android7.2以上にアップデートできない端末の場合は使えないことを把握しておいてください。

MillenVPN Nativeのログイン情報を入手

MillenVPNのマイページにログインして、「有効なサービス」から「MillenVPN Native」の「詳細を表示」を押してください↓。文字が隠れていて分かりにくいですが、以下のように「Nati…」と表示が見えるほうがMillenVPN Nativeです。

以下のようにMillenVPN Nativeに接続するためのユーザー名とパスワードが書かれているのでこれをどこかにコピペしておいてください↓。

MillenVPNのアプリにログインするパスワードや、MillenVPNのマイページにログインするパスワードとは違うのでしっかり確認しておいてください。

MillenVPN Nativeの初期設定【Android】

Google Playから「strongSwan VPN Client」を検索するか、こちらのリンクからダウンロードしてください↓

中国国内にいてGooglePlayが利用できない人はこちらから最新版をDLしてください。「apk.sig」と「apk」の2種類がありますが「apk」の方です。

インストールが完了したら「strongSwan VPN Client」のアプリを立ち上げ、上部にある「ADD VPN PROFILE」をタップします↓。

表示された画面に以下の通りに入力してください。①に関しては画像の下で解説しています。

上の画像の①番には、以下の「接続サーバーアドレス」を入力してください。「日本/東京 #6」に繋ぎたい場合は「ty6.me77.me」を入力します。

テーブルは横にスクロールできます→

接続先 接続サーバーアドレス
日本/東京 #6 ty6.me77.me
日本/東京 #1 ty1.me77.me
日本/東京 #2 ty2.me77.me
日本/東京 #3 ty3.me77.me
日本/東京 #4 ty4.me77.me
日本/東京 #5 ty5.me77.me

「#1-#6」ですが、数字が大きい方が空いている可能性が高いです。

また上のサーバーが不安定で繋がりにくかった場合には以下のサーバーアドレスを入力してみてください。

テーブルは横にスクロールできます→

接続先 接続サーバーアドレス
日本/大阪 #1 os1.me77.me
日本/大阪 #2 os2.me77.me

入力が終わったら画面上部にある「save」を押します↓。

MillenVPN Nativeの接続方法【Android】

以下のように先ほど設定したものが表示されていると思います↓。それをタップしてください↓。

以下のように接続リクエストが表示されるので「OK」で進みます↓。

以下の画面は英語で表示されたり日本語で表示されたりします。「OK」や「許可」で進んでください↓。

以下の画面は出ないこともありますが、出た場合には「はい」や「許可」進んでください↓。

これでAndroidでMillenVPN Native に接続が完了しました。

以下のように「VPN Connection ( User Authentication failed )」と表示されて接続できなかった場合は、ユーザー名かパスワードの入力間違いなので、再度設定しなおしてください。

以下のように「server authentication failed」と表示された場合は、「ユーザー名・パスワードが間違っている」か「Android7.1以前の機種」で利用しているかのどちらかの可能性が高いです↓。

以下のように長押しすると「EDIT」が表示されるので、それをタップするとユーザー名とパスワードを修正することができます↓。

ユーザー名とパスワードはMillenVPNのマイページからコピペするようにしましょう。小文字の「エル(l)」と大文字の「アイ(I)」など見た目に判別できない場合があります。

最初に説明したようにAndroid7.1以前の端末を利用している人はMillenVPN Nativeは利用できません。

MillenVPN Nativeで固定IPアドレスを利用するには?【Android】

「VPN接続を追加」の所の③に以下のサーバーアドレスを入力すると固定IPになります。

テーブルは横にスクロールできます→

接続先 接続サーバーアドレス
日本/東京 #11 ty11.me77.me
日本/東京 #12 ty12.me77.me
シンガポール/シンガポール #1 sg1.me77.me
オーストラリア/シドニー #1 sy1.me77.me
アメリカ/シリコンバレー #1 sv1.me77.me
アメリカ/ニューヨーク #1 ny1.me77.me
ドイツ/フランクフルト #1 fr1.me77.me

ただこちらのサーバーは動画サービスを利用するのには向いていません。固定IP、高速通信対応VPNサーバーです。

色々な使用用途がある人は、「動画用」「固定IP用」「不安定な時用」のように何種類か設定して以下の部分に並べておくと使いやすいかもしれませんね。

まとめ

MillenVPN Nativeは初期設定は少しややこしいですが、慣れてしまえば簡単に設定できます。また一度設定してしまえば、あとはタップだけで接続できるようになります。

日本の動画サービスにかなりの確率で繋がったり、固定IPを利用できたりとVPN利用の幅が広がるのでぜひチャレンジしてみてくださいね。

以下の記事も参考にしてみてください。

「PC/Windows」で設定したい人⇒MillenVPN Nativeの設定と使い方【PC/Windows】

「iOS/iPhone/iPad」で設定したい人⇒MillenVPN Nativeの設定と使い方【iOS/iPhone/iPad】