VPN Gateの推奨の設定方法と使い方!PCもスマホも解説!

VPN Gateは筑波大学が提供している無料VPNなので利用してみたい人も多いでしょう。

PCもスマホ(iPhone、Android)もそれぞれ設定方法が複数ありますし、よく分からないので初心者の方は迷ってしまいますよね。

この記事ではPCとスマホ(iOS、Android)の推奨の設定方法と使い方を解説します。この記事の通りにやれば接続できますので、そのままやってみてください。

当サイトは無料VPNの利用を推奨しているわけではありません。
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VPN GateのPC(Windows)推奨の設定方法

PC(Windows)では「SoftEther VPN」、「L2TP/IPsec」、「OpenVPN」、「MS-SSTP」のプロトコルが用意されていますが、「SoftEther VPN」が推奨とされています。

実際やってみてもこれが一番楽だと思います。なぜ楽なのかは、やりながら解説しますね。

STEP1:VPN Gate clientのダウンロード

VPN Gateのホームページに移動し、画面上部の「ダウンロード」から「VPN Gate Clientのダウンロード」を押します↓
ダウンロード用のページに移動するので以下の赤枠を押してダウンロードしてください↓
Google Chromeを使用している場合は以下のようにWindowの下にダウンロードしたファイルが表示されます↓。それをクリックしてZipファイルを開いてください。FireFoxの場合はWindowの右上から確認できます。通常使用しているブラウザーならDLしたファイルがどこにあるか分かるかと思います。

STEP2:VPN Gate clientのインストール

Zipファイルを開くと以下のようになっています↓。赤枠の「exe」ファイルを開いてください。拡張子を表示していない場合は以下と同じ「vpngate-client-v…」のファイルを開けばOKです。
ウィンドウが立ち上がったら「次へ」をクリックして進めてください↓。
この後、「このコンピューターに変更を加える…」という画面が出るかもしれませんが、その場合は「OK」で進みます。
以下の画面が出たら「SoftEther VPN Client」を選択し、「次へ」を押します↓
チェックボックスにチェックを入れ、「次へ」を押して下さい↓
この後も確認画面が何個か出ますが、問題なければ全て「次へ」で進みます↓
以下の画面が表示されたら少し待ちます↓。
以下の画面に移動したら「完了」を押してインストールが完了です。

VPN GateのPC(Windows)の使い方

VPN Gateの接続方法(PC/Windows)

先ほどの「完了」ボタンを押すと以下のようなウィンドウが立ち上がったかと思います。

次回からは以下のようなアイコンがデスクトップにできているので、それをダブルクリックすると同様の画面を表示できます↓

以下の画面で「VPN Gate 公開VPN 中継サーバー」をダブルクリックしてください↓

ここで、初回だけですが以下のような確認画面が表示されます。チェックボックスにチェックを入れ、「OK」を押してください↓
この後何度か確認事項が表示されるので、問題ないことを確認して「同意する」や「OK」を押して進みます↓
2回目以降は中継サーバーに繋いだ後、以下の画面から始まります。ここに表示されているサーバーは、VPN Gateのホームページに表示されているサーバーと同じです。繋ぎたいサーバーを選んで「選択したVPNサーバーに接続(C)」を押します↓。回線速度が速いものや、起動時間が長いものの方が安心して利用できるでしょう。
初めに「PCの場合、推奨されているSoftEther VPN」が一番楽と説明しましたが、このようにこの時点で接続したいサーバーを選べるからです。他の接続方法だと、最初に繋ぐサーバーを決めて、そこから設定していきます。ですのでサーバーを変える場合はまた最初から設定しなおしになります。
「選択したVPNサーバーに接続(C)」を押した後に、以下の画面が表示される場合があります。これが出た場合は「OK」を押して進んでください↓。
以下のような画面が表示され、少し待ち時間が生じます↓
以下の画面に移動したら接続が完了しています。赤枠に「接続完了」と表示されていれば問題なく接続できています。
IPが変わっているか確認してみてください。「確認くん」のようなIPを調べるサイトで確認できます↓。
後は普通にネットをすればOKです。

VPN Gateの切断方法(PC/Windows)

①で右クリックをして、②の「切断」を押せば接続を切ることができます。

VPN Gateのスマホ(Android)推奨の設定方法

Androidスマホでは以下のようにL2TP/IPsecとOpenVPNの2つのプロトコルが用意されていますが、以下のようにL2TP/IPsecが推奨されています。通信速度が高速ですし、設定も簡単なのでこちらで設定していきましょう。

(引用:VPNGate

①ブラウザーでVPN Gateにアクセスする

Google Chromeでアクセスすると以下のような警告が出る場合があります。Googleからはよくないサイトと認識されていますので、不安な方はMillenVPNNordVPNなどの優良で格安なVPNを検討してみてください。

それでも問題ないという人は以下のように「詳細設定」を押します↓。

続いて以下の赤枠を押してアクセスしてください↓。

するとこのようにVPN Gateのサイトが開きます。スマホ用に最適化されたサイトではないので、見にくいですが、拡大して確認してください。

②必要な情報を抜き出す

以下の①の「L2TP/IPsec」の欄にチェックが入っているサーバーを確認し、その中から接続したい国のサーバーを選びます。例えばそれが②だった場合、②の中にあるIPアドレスをメモしておきます。今回だと見にくいですが「219.100.37.55」ですね↓。

③アンドロイドの設定からVPNの設定画面に移動する

多くのAndroidの場合「設定」の中にVPNがありますが、機種によっては以下のように「もっと見る」の中にあったりしますので、見つからない場合は色々と探してみてください↓。機種によってはこの後「画面ロックの設定」が出る場合がありますが、その場合は「OK」で進みます。

以下の画面でVPNプロフィールの追加ボタンがある場合は、それを押してください。以下のように何もない場合は「3つの点マーク」を押して「VPNプロフィールの追加」を押します。

③VPNの設定をする

以下の情報を間違えないように入力してください。

テーブルはスクロールできます→

①名前 任意の名前(VPN Gateなど)
②タイプ L2TP/IPSec PSK
③サーバーアドレス VPN GateのページでメモしたIPアドレス
④ISP事前共有鍵 vpn
⑤ユーザー名 vpn
⑥パスワード vpn

ユーザー名とパスワードが見つからない場合は、以下の「詳細オプションを表示する」を押してみてください↓。

それでもユーザー名とパスワードの欄がない場合は、問題ないので「保存」を押して進みます。

VPN Gateのスマホ(Android)の使い方

VPN Gateの接続方法(Android)

設定を終えると以下の画面になっていると思いますので、VPN Gateを押してください↓。先ほどユーザー名とパスワードの欄がなかった場合にはここで入力することになります。ユーザー名にもパスワードにも「vpn」と入力して「接続」を押します↓。

以下のように「接続中」になり、少し待つと「接続されました」と表示されます。

これが表示されれば接続されています。接続できなかった場合は、何度かトライすると接続できると思います。それでも接続できない場合は、設定で入力したものが間違えているか、サーバーが終了しているので、別のサーバーを選んで設定してみてください。

スマホ上部に以下のように「鍵マーク」がついていたり、「VPN」マークが表示されていると思うので、それでも確認ができます。

IPが変わっているか確認してみてください。「確認くん」のようなIPを調べるサイトで確認できます↓。

あとは普通にネットをすればOKです。

VPN Gateの切断方法(Android)

以下のように「VPN Gate」をタップし、「切断」を押してください。機種によっては緑のボタンだけの場合もあります。

これで接続を切ることができました。

VPN Gateのスマホ(iOS/iPhone/iPad)推奨の設定方法

iPhoneやiPadなどのiOS機種でもAndroidと同様にL2TP/IPsecとOpenVPNの2つのプロトコルが用意されています。そして以下のようにL2TP/IPsecが推奨されています。通信速度が高速ですし、設定も簡単なのでこちらで設定していきましょう。

(引用:VPN Gate

①ブラウザーでVPN Gateにアクセスし、必要な情報をメモする

VPN Gateのサイトは以下のようにスマホ対応していないので、少し見にくいと思いますが、拡大して確認してみてください。

以下の①の「L2TP/IPsec」の欄にチェックが入っているサーバーを確認し、その中から接続したい国のサーバーを選びます。例えばそれが②だった場合、②の中にあるIPアドレスをメモしておきます。今回だと見にくいですが「219.100.37.55」ですね↓。

②iPhoneの設定からVPN設定画面に移動する

「設定」⇒「一般」⇒「VPNとデバイス管理」の順にタップしてください↓

「VPN」⇒「VPN構成を追加」の順にタップします↓。

③VPNの設定をする

以下のように「タイプ」⇒「L2TP」⇒「構成を追加」の順に押してください↓。

以下の①~⑤の項目を埋めて、完了を押します↓。入力する内容は以下の画像の下に記載しています。

①説明 任意の名前(VPN Gateなど)
②サーバ VPN GateのページでメモしたIPアドレス
③アカウント vpn
④パスワード vpn
⑤シークレット vpn

VPN Gateのスマホ(iPhone/iPad/iOS)の使い方

VPN Gateの接続方法(iPhone/iPad/iOS)

設定を終えると以下の画面になっていると思います。以下の赤枠の「未接続」の部分を押してください↓。

以下のように「接続済み」となっていれば接続完了です。接続できなかった場合は、何度かトライすると接続できると思います。それでも接続できない場合は、設定で入力したものが間違えているか、サーバーが終了しているので、別のサーバーを選んで設定してみてください。

「VPN」に繋がれている時には以下のようにスマホ上部に「VPN」と表示されます。

IPが変わっているか確認してみてください。「確認くん」のようなIPを調べるサイトで確認できます↓。

あとは普通にネットをすればOKです。

VPN Gateの切断方法(iPhone/iPad/iOS)

以下のように「接続済み」の緑のボタンを押すだけでVPNを切ることができます。

VPN Gateに接続できない場合の対処法

セキュリティソフトが反応している

セキュリティソフトによってはVPN Gateを危険なソフトと判断して、使えないようにする場合があります。その場合は接続ができません。

一度セキュリティソフトをオフにして、VPN Gateが繋がるかどうか確かめることで、原因がこれであるかどうかを判断できます。

セキュリティソフトが原因であった場合、VPN Gateを除外設定することで使用可能になります。

除外設定はセキュリティソフトごとに違うので、各マニュアルで確認してください。

サーバーの提供が終了している

VPN Gateのサーバーはボランティアが提供しているので、急に辞めてしまう事もあります。そうなるとそれまで接続できていたのに、急に接続できなくなります。

これはボランティアが提供している以上しょうがない事なので、別のサーバーに繋ぐようにしてください。

不安定なサーバーに繋ごうとしている

沢山あるサーバーの中にはハズレサーバーも存在しています。また物理的に遠すぎるサーバーは不安定になりがちです。
VPN Gateではサーバーごとの通信速度を見ることができるので、速度が速く、物理的距離の近いサーバーを選んでみてください。

そもそものネット回線が不安定になっている

もともとのネット回線が不安定だとVPNに繋ぎにくい場合があります。
Yahooなど普通のサイトを開いてみて、ある程度の速度が出ているか確認してみてください。

仕事で使う場合やセキュリティが需要な場合は有料PNを使おう

VPN Gateは無料で使えて、使いやすいVPNですが、ボランティアがサーバーを提供している以上、悪意を持った人がいてもおかしくはありません。
動画を見るとか、セキュリティにあまり関係のない使い方なら問題ないと思いますが、仕事で重要な情報をやり取りする場合や、クレカ情報の入力、どこかのサイトにログインするなどセキュリティに関係のある操作をする場合には、利用はおすすめしません。
そのような場合は、セキュリティのしっかりしている有料のVPN(MillenVPNNordVPN)の利用を考えてみてください。
月額400円程度で利用できるので、スマホのオプションを1つ付けたくらいの金額で利用できますよ。